はじめに

女の子がいました。
名前は春日歩。
しかし級友らは彼女を大阪と呼びます。
理由は最近大阪から転校してきたからです。
「そんな安直な……」
彼女は嘆きました。
しかし同時に嬉しくもあるようです。
何故なら早くも新生活に溶け込んだと思えたからです。


彼女はお馴染みの友達と外へ遊びに行く以外の時間をだいたいある一つのコトに費やします。
漫画やテレビでは今まで触れられてこなかったのですが彼女は通信販売のテレビ番組が大好きです。
何故か店頭では売れない物もその世界では楽しく煌びやかに映るからです。
淀みなく流れる説明に聞き入り、時間と宿題を忘れていることもしばしばです。
そして彼女はいつも思います。
「こない、便利なものがあったとは」

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